19日分の※桜桃忌(太宰の日)について。

生誕90周年となる1999(平成11)年から、太宰治の出身地・青森県金木町では「桜桃忌」ではなく「生誕祭」としているそうです。

地元では「仏教的には五十回忌までで十分なのでは」との声が上がっていました。さらに、1998年の桜桃忌において、太宰の長女・津島園子さんが同町で講演し「生誕を祝う祭りが金木にふさわしい」と語ったこともあり、金木町での桜桃忌の行事を行なっている教育委員会が名称の見直しをしたものです。

ただし、「桜桃忌」は俳句の季語になっており、太宰の墓がある禅林寺では今でも「桜桃忌」として法要を行っています。