乘車記録

ガーラ湯沢線は上越新幹線東京方面からの列車が乘入れてゐますが、上越線(在來線)の支線と云ふ扱ひになつてゐます。元々は新幹線の車輛基地への囘送線でしたが、車輛基地の裏山をスキー場として開發し、囘送線を旅客化しました。と云ふことで、この線はスキー場が開かれてゐる時期のみの營業となります(何年か前に、JR東日本も參加してゐたイヴェントで夏期に營業したことがあつたさうですが)。

ガーラ湯沢線その物は、1.8kmと云ふことで、あつと云ふ間に終點のガーラ湯沢驛に着いてしまひます。ガーラ湯沢驛はスキー場直結(越後湯沢驛での車内放送でも「終點ガーラ湯沢驛はスキー場しかありません」としきりに言つてゐました)。改札を出たらすぐにリフト劵賣場があります。ゐるのはもちろんスキー客ばかり。さつさと歸ります。

行きは熊谷から新幹線に乘つたのですが、歸りは越後湯沢で在來線に乘換へます。が、清水トンネルの向う側まで行く列車は30分後。その後に臨時快速「シーハイル上越」があるので、これに乘ることしました。越後湯沢驛内には「ぽんしゅ館」と云ふ建物があつて、日本酒の利き酒や、日本酒風呂などがあります。入口には、酒に呑まれた人達の像が。ゆつくり御風呂につかつた後、酒ぢや酒ぢやと思つたら、列車の發者まで30分もなかつたので、次囘と云ふことにしました。さう云へば、實家に歸る時はいつもこの驛で乘換へてゐるのに、改札を出たのは初めてでした。

「シーハイル上越」で大宮まで。もうすぐ引退の165系でした。