猪谷07:10→(神岡鉄道210D)→07:41奥飛騨温泉口

列車内には圍爐裏が。しかし、炭の燈りに見えた物は電球でした。一應「圍爐裏列車」とは銘打つてゐるやうです。
列車は私1人と運轉手1人を乘せて猪谷を出發。神岡線はほぼ全線が神通川の支流高原川に沿つてゐて、景色は良い筈なのですが、かなりの區間がトンネルの中です。「山の地下鐵」と揶揄されてゐます。私も途中までは頑張つてゐたのですが、所々意識が飛んでゐます。前夜は殆ど眠れませんでしたし。つひに終點まで乘客は1人も乘つて來ませんでした。
終點奥飛騨温泉口の驛舎は最近新築された物のやうです。新築獨特の匂ひがしてゐました。以前の驛舎は喫茶店(恐らく神岡鉄道直營)に改裝されてゐます。後で父に聽いた話では、ここのコーヒーが美味しいと評判らしい。開店が8時からなので、飮んでゐる時間がなかつたのですが。