けふの乘車記録

伊予鉄高浜驛からJR松山驛へ向ふバスの中で、列車の中に荷物を忘れて來た亊に氣が附きました。次のバス停で降りて、高浜驛までバス停2區間分を走つて戻りました。

富山
済みません、列車の中に忘れ物をしたんですけど。リュックサックの大きなの。
驛員
ああ、これね。(とリュックを私に渡す)
富山
はい。ありがたうございます。
驛員
松山觀光港へ行かうとしたんでせう?
富山
あ、いや、松山驛までバスで向ふ途中で氣が附いて戻つて來たんですけど……。
驛員
(不審氣な顏をして)え?列車で松山からここまで來たんでせう?
富山
あ、いえ、その……。
驛員
まあいいや、これあげるから。

けふ高濱で何か事件が起きたら、「さう言へば、こんな不審な客がゐましたよ」なんて驛員さんは警察官に話して、私の人相書きが世の中に出廻ることになるのでせう。ちやんと目的を話すべきだつたのでせうか。
次のバスは1時間後なので列車で松山に戻ることにして、列車の中で作戰を練り直しました。豫定では、松山發11:28の4729Dで予讃線舊線(長浜廻り)を乘潰し、伊予大洲13:17發644Dで伊予市着14:16、伊予市からは4732Dで松山に戻ることになつてゐました。しかし、今乘つてゐる列車がJR松山驛最寄の大手町驛に着くのは11:32、間に合ひません。時刻表を見てみると、ありました。松山發12:15の宇和海9號(内子線經由)に乘ると、伊予大洲發12:58の4732D(長浜廻り)に乘繼ぐことが出來ます。4732Dは伊予市で乘換ることにしてゐた列車です。一時は、JR四国乘潰しがえたかとも思つたのですが、何とか持直しました。乘潰しの神樣は私を見捨てはしなかつたのですね。
と云ふことで、松山驛のみどりの窗口で宇和海9號の指定席劵を發劵して貰ふことにしました。グリーン車まで乘り放題の「バースデーきっぷ」なので、氣輕に發劵して貰へます。窗口の列に竝んでゐる時に、けふ使ふ他の切符を確認してゐた所、予讃線新舊線乘潰しの後に乘るのは宇和海13號なのに、宇和海15號の切符を持つてゐることに氣が附きました。豫定表には、時刻は宇和海13號の時刻が書かれてゐるのに、列車名の欄には「宇和海15」と書かれてゐる。これを元にJR四国に豫約をしたので、こんなことになつてしまつたやうです。危い所でした。高浜でちやんと荷物を持つて降りて豫定通りに乘つてゐたとしたら、このやうな切符の確認はしなかつたでせうから、乘車直前になつて慌てて發劵し直すことになつてゐたでせう。これに氣附かせる爲に、乘潰しの神樣はこんな事をされたのでせうか。
松山驛のキヨスクで、宮脇俊三さんの『鉄道廃線跡の旅』(ASIN:4041598109)を買ひました。


けふの新規乘車區間。