ムーンライト東京

けふは、7月19日東京發ムーンライト東京號(下り)の指定席劵の發賣日です。

と云ふことで、けふは5時半に起きて、自宅近くの「南武線某驛」のみどりの窗口で「事前受附」をしました。事前受附と云ふのは、切符の發賣日の朝6時(驛によつて違ふのかも)から切符の申込書を受附け、發賣開始の10時ちやうどに發劵操作を行ふと云ふ物。發劵操作は受附の順番に行はれますので、その驛で先に事前受附をしてゐる人がゐると、發劵操作がその後になつてしまふのです。だから、少しでも早く驛に行かないといけない。早起きの甲斐あつて、事前受附の受附番號は1番でした。これだけでは心配なので、他に2つの驛でも事前受附をしておきました。しかし、1つ目の驛では受附番號は2番。1番の人も「ムーンライト東京」を狙つてゐるとのこと。豫想通り、競爭率は高さうです。

殘業を好い加減に切り上げて、驛へ向ひました。が、「受附番號2番」の驛は矢張り駄目。まう1つの驛でも取れませんでした。殘るは「南武線某驛」ですが、どうせこれも駄目だらうと、列車の中で代替案を色々と考へてゐました。

南武線某驛」に到着。殆ど期待せずに、窗口で「事前受附の者なんですけど」と告げると、私が朝に渡した申込書と一緒に窗口氏が持つて來たのは、切符を入れる爲の小さな封筒。これはもしや? と思つてゐると、何事もなかつたやうに「510圓です」と窗口氏。バンザーイ。取れました! が、窗口氏の對應が餘りにも普通過ぎるなあ。いや、無愛想と云ふ譯ではなくて、普段通りの對應だつたのです。こんなに取り難い切符が取れたのだから、まう少し、一緒に喜んでくれても良い物なのですが。もしかしたら、この驛で「ムーンライト東京」の切符を取つたのは私1人だつたのかも知れません。それが、「滿席」にならずに取れた物だから、この切符が大變人氣のある切符であると云ふことを御存知ないのでせう。さう云ふことにしておかう。

折角取れたのに、これで7月20日が出勤になつたらどうしませう。


「取り難い切符」と云へば「ムーンライトながら」ですが、こちらも7月19日東京發は既に滿席になつてゐます。いつものことです。今夏から、「大垣臨」が「ムーンライトながら91號/92號」として全車指定席となります。あの「大垣臨」が全車指定になるのですから、その切符は光の速さで消えて行く物と思つてゐたのですが、今、JR CYBERSTATIONの空席案内を見てみたら、禁煙・喫煙共に「空席あり」になつてゐました。時刻表6月號に載つてゐなかつたので、知らない人も多いのでせう。臨時でないはうの「ながら」の切符が取れなかつたと云ふ方、明日の6時に驛へ行けば91號の切符がまだ取れますぞ。多分。