ご当地チェック
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らしいので、本家(http://www.nannohi.jp/diary/2003/07/11.html#a01)で囘答した物をこちらに書寫しておきます。私は富山縣出身(10歳から24歳まで在住。兩親共に越中人)です。
- ●結婚式の引き出物といえば蒲鉾以外にない。
- 他に思ひ附きません。
- ●しかし、大安吉日の駅のごみ箱に、鯛の蒲鉾があふれているのを見たことがある。
- 直に見たことはありませんが……。
- ●たまに蒲鉾を持ち帰ったとて、1ヶ月後に冷蔵庫の中でぬらぬらになっているのを発見するのがオチである。
- 歸つてからすぐに近所に御裾分けします。それでも、二三日は三食共最低一品、蒲鉾を使つた食事が出ます。
- ●嫁の価値と鰤の大きさは比例する。
- 最近はさうでもない。
- ●富山県民の歌がソラで歌える
- はい。あふぎみーるーたーてやまれんぽう……
- ●富山湾で蜃気楼を見たことがある。
- 恥しながらありません。
- ●ノーベル田中さんは誇りに思う・・・、が、富山県人らしいといわれるとカチンとくる。
- 越中人だなあと思ふ所はあるにはあるけど、マスコミが無理遣こじつけて「富山県人らしい」と言つてゐるのを見るとカチンと來ます。
- 國道41號線(田中博士(で良いんですよね?)の出身地・富山市とカミオカンデのある神岡と、ノーベル生理學醫學賞を受賞された利根川進博士が一時期住んでゐた大澤野町を通る)のことを「ノーベル街道」と呼ぶのは、恥しいから止めてくれ。
- ●持ち家にこだわる。家を持って一人前だと思っている。
- さうかも知れない。
- ●家を建てたお披露目は、一族郎党、県外の親戚もすべて呼びつける。
- そもそも「県外の親戚」と云ふと、かなり遠い親戚しかゐないのですけど。
- ●法事で電化製品や食器の引き出物がどっさり手に入るので自分では買わない。
- 法事で電化製品や食器が出たことはないなあ。普通は食べ物でせう。結婚式の引出物と同じく大量に出ます。
- ●流しのタクシーに乗ったことがない、「ハイヤー」が基本。
- ハイヤーぢやなくて、タクシーを家に呼ぶのだと思ひますが。それ以前に、一人一臺車を持つてゐるので、タクシーは使ひません。
- ●金沢には強い敵対心があり、なにかと金沢を意識してしまう自分が悔しい。
- 金沢と云ふか加賀には敵対心があります。
- ●YKKは何の略かを知っている。
- 吉田工業株式會社。
- ●車庫にタイヤを積んでおいてロシア人に盗まれた、もしくは盗まれた知り合いがいる。
- ゐません。が、ロシア人はよく見掛けます。それも、海から遠く離れた所を自轉車で移動してるの。
- ●中古の車を『腐った車』と表現する。
- そんな言ひ方するんですか?
- ●歌の一番二番のことを一題目ニ題目という。
- え、違ふんですか?
- ●豆腐は縄で縛ってもくずれないものだ。
- それは五箇山のです。縣下一圓で食べられてゐる譯ではありません。
- ●かまぼこの形といえば渦巻きだ。
- 當然です。
- ●ケンカをするときは「だら!」が常套句だ。
- 當然です。
- ●メルヘンの町「小矢部」の建物群は、はっきりいって恥ずかしい。
- 止めて欲しい、と云ふか、新しく建てるのは止めたみたいですけど。
- ●藤子不二雄のファンである。
- 嫌ひではありません。實は高校の先輩だつたりします。
- ●だけども、フィッシャーマンズワーフの脇に立つ、ブリを抱えた丸ハゲ海坊主の「ひみぼうず」くんの存在は少し恥ずかしいと思う。
- 「ひみぼうず」に限らず、氷見市街にある藤子・F・不二雄さんデザインの一連のキャラクターは何とかして欲しい。
- ●高校「御三家」「五摂家」をすべて言える。
- 御三家は高岡・富山・富山中部(順不同)ですが、「五摂家」つて何?
- ●否定する時は「な〜ん」と極自然に出てしまう。
- さすがに東京では出ませんが……。
- ●冬の初頭に雷がなると、「ブリ起こしの雷がなった」と心が躍る。
- はい。
- ●富山七大河川をすべていえる。
- 東から黒部川・片貝川・早月川・常願寺川・庄川・小矢部川。あれ、6つしかない。
- ●自転車のことを『じでんしゃ』と発音してしまう。
- はい。「福神漬」は「ふくしんづけ」。
- ●富山サンバでは踊れない。
- はい。
- ●北陸銀行の口座を持っている。
- 未だに持つてます。時々御金を入れてゐます。
- ●味噌といえば、もちろん、雪ちゃんの『日本海みそ』だ。
- 名前の附いた味噌は「日本海みそ」しか知らない。
- ●その『日本海みそ』の歌を、春夏秋冬、すべてのバージョンで歌える。
- あれ、冬しか判らない。
- この歌を作曲したのは、あのキダタローらしい。
- ●黒部渓谷で滑落しそうになったことがある。
- ありませんてば。
- ●代行の車が邪魔だ。
- ちよつと設問に偏見が入つてません?
- ●駅弁はやっぱり「ますのすし」を買ってしまう。
- 驛辨の「ますのすし」(源製)よりも、驛の外で賣つたはうが良いです。
- ●『皆さんのおかげでした』の『食わず嫌い王』に富山出身の室井滋が出たとき、嫌いなものが(蒸し)海老の握りであることが即座にわかった。
- いや、見てないんですど。それに、越中人が皆海老の握りが嫌ひな譯ぢやないし。
- ●蜃気楼の発現を告げるサイレンが鳴ると居ても立ってもいられなくなる。
- 魚津の人だけです、それ。
- ●真面目で我慢強いが常に腹に一物ある。
- さうかも知れない。
- ●先祖をたどると薬売りがいる。
- 親戚にゐます。
- ●その人の家が見たい為に、葬式に参加したことがある。
- そんなことはない。
- ●『を』はちいさい「お」、『お』は大きい、「お」、と呼んでしまう。
- さう教へられました。他に「上のお」「下のを」。
- ●仏壇が金ぴかで派手だ。
- 派手ではありませんが金ピカです。東京に出て、電車内の廣告で金ピカでない佛壇を見て、これが佛壇かと思ひました。
- ●回転寿司が大好きだ。
- それほどでもありませんが。
- ●日本一大きい回転寿司屋の存在は、あまりうれしくはない。
- どこにあるか知らないんですけど……。
- ●高校進学率日本一と貯蓄高日本一とチューリップが自慢だ。
- 「日本一」が好きなのは知事さんだけ。
- ●だけども、富山チューリップテレビというネーミングは、あんまりだと思う。
- はい。まう慣れましたけど。
- 「富山チューリップテレビ」ぢやなくて「チューリップテレビ」ね。
- ●魚津水族館にカップルで行くと別れると信じている。
- 聽いたことはある。
- ●人に遅れをとったり負けたりするくらいなら死んだほうがましだ。
- それほどでも。
- ●議論は苦手。
- はい。
- ●県民として、当然『コキリコ節』は踊れる。
- 「こきりこ」は無理です。「八尾おはら節」ならなんとか。
- ●その『コキリコ節』が、かつてNHK『みんなの歌』で流れていた時期があったことがひそかな自慢だ。
- いや知らない。
- ●北日本放送 の「ビバ!クイズ」を知っている。
- 當然でせう。出たことはありませんけど。
- ●UFOの存在を信じていない。
- 富山と何の關聯があるのですか?
- ●かつて富山で巨人戦があった時、会社や学校を休んでも許された。
- 私はアンチ巨人です。(は、こんなこと書いたら富山に歸れなくなるかも)
- ●家庭に常備薬が豊富にあるので、なんでも薬で治そうとする。
- 常備薬はありませんが、まづ藥で治さうとはします。
- ●キレると無茶をしてしまう自分に米騒動発祥の地というお国柄を確認する。
- そこまで切れたことはないなあ。
- ●実際見たことないくせに、雷鳥を自慢している。
- 雷鳥だけぢやないけど。
- ●五箇山の合掌集落が世界遺産に認められたことは、正直おどろいた。
- はい。
- ●祭りには、海老と椎茸と高野豆腐と莢豌豆の入った煮物がなければならない。
- いいえ。富山にも色々あるので。
- ●競馬もソープも風俗もないので、パチンコが大好きだ。
- いいえ。絶對偏見入つてるぞ、この設問。
- ●湊川リバーウォークのからくり時計は、恥ずかしいのを通り越して、見るたびに情けなくなる。
- はい。
- ●やけに保守的だ。
- はい。
- ●校区を「校下」という。
- 私の町には小學校が1つしかないので、「校下」と云ふ言葉は使はないのですが。富山市や高岡市等で使はれる「校下」と云ふ言葉には、それほど違和感はありません。