営團の名殘

id:caramelly:20040124#1074951341試運転日誌より

今、駅や車内のあちこちに見られるSマークと「営団地下鉄」「帝都高速度交通営団」の文字は、あと2ヶ月余りで消え去り、二度と戻ってこない。あまり騒がれていないが、「国鉄」の文字を見て郷愁に浸れるタイプの人なら、今の時期かなり真剣になるべきなんじゃないか、と、そういうものを眺めながら思いをめぐらしていた。今日が1987年1月24日だとしたら、何をしたい?

「「国鉄」の文字を見て郷愁に浸れるタイプの人」ではあるのですが、それはJRになつてから何年も經つた今でも殘つてゐるから郷愁に浸れるのであつて、それは廢線跡を辿る心境に近いのかも知れません。營團がまうすぐ消えると云ふ今になつても、正直、何もする氣は起きないのです。

が、「国鉄」の文字が未だに殘つてゐると云ふのは大抵はローカル線な譯で*1。ローカル線と云ふ物がない現營團では、「営団」の文字は速やかに(場合によつては東京地下鉄株式会社移行前に)全て消される可能性もある譯で。少しでも記録しておいたはうが良いのかも。

*1:氷見線城端線気動車のゴミ箱とか