只今熊本にをります。この旅で九州の乘潰しが「一應」完了する豫定です。けふは豊肥本線南阿蘇鉄道熊本市鐵道を乘潰しました。明日、熊本電鐵と三角線に乘ります。
「一應」と書いたのは、高千穗鐵道にまだ乘つてないから。高千穗鐵道は昨年の颱風で橋が流され、全線に亙つて運休になつてゐました。そして、昨年末には、「高千穗鐵道としての運轉再開を斷念する」と云ふ結論になつて、3月には廢線になることになりました。ただし、民間で運轉再開を引き繼ぐと言ふ聲が上がれば讓渡も檢討すると云ふことです*1。と云ふことで、私の中では、高千穗鐵道はまだ乘車對象外にはしてゐません。高千穗鐵道を九州最後の一線にしようと決めてから(運休後のことです)、その動勢に注目して來たのですが、どうも、上の方(縣や町)ではまづ廢止ありきで話を進めてゐるやうな感じがして、嫌な感じでした。話によれば、シーガイヤの横に何億圓もかけて人工砂濱を作らうとしてゐるさうですが、はつきり言つてそんなの作つても誰も來ませんつて。そんなのよりも、神話の國高千穗の方がよつぽど魅力があります。何しろ、ここにしかないのですから。同じやうなものを他の場所に作つても意味がないのですから。どうしてさう云ふ判斷をしてくれないのかと、端から見てゐて齒痒ひ思ひをしてゐたのです。まあ、もう遲いですけど。
うーむ、呑みすぎたかも知れぬ(米燒酎400 ml)。

*1:實際、「引き繼ぎたい」と言つてゐる會社もあるらしい。もつとも、その會社は他の廢止を檢討してゐる線區でも同じやうなことを言つて、軒竝門前拂ひをされて來てゐるやうですけど。TPなんとかとか