伊福部昭の誕生日
について。
伊福部昭の本当の誕生日は５月31日なのですが、戸籍上は３月５日となっています。これは、少しでも早く学校に入れたいということで、３月５日の早生まれとして届けたのだそうです。なお、出生届を出したのは小学校入学のとき。出すのが遅いということで罰金をとられたとのことです。
もう１つの３月７日というのは冗談が定着してしまったものです。『日本狂想曲』がアメリカのボストンで初演されるとき、主催者に生年月日を提出することになりました。そのとき友人の三浦敦史が「３月５日だって作った誕生日なのだから、いっそラヴェルと同じ３月７日と書いてしまえ」とすすめ、ラヴェル(『ボレロ』で有名なフランスの作曲家。1875/03/07生)のファンであった伊福部昭はその通りに書いて提出した、というのが真相です。ところがいまだに誕生日を３月７日としている音楽辞典があるそうです。
あな恐ろしや誤情報。。。こういうメルマガを作っていると、誤情報にしょっちゅう出会います。で、「火のない所に煙は立たず」で煙をたどっていくと、火元は本当にちょっとしたことだったりする。逆に言えば、ちょっとした間違いが大事になることもあるわけで。。。
わたしのメルマガが誤情報の火元にならないように気をつけなければ、と、ますます気をひきしめる、いづみなのでした。
