けふの買ひ物

平成十三年版 鉄道要覧
別冊歴史読本35 国鉄・JR廃線4000キロ
新解さんの謎

鉄道要覧』。やはり原典に当たらなければ。

新解さんの謎』。この日記でよくネタにしてゐる新解さんこと『新明解国語辞典』について書かれた学術書、ではなくて娯楽本です(^^)。と云ふか、「新解さん」と云ふ言葉の初出はこの本のやうです。帰りの電車の中で笑はせて戴きました。いや、『新解さんの謎』によれば、かう云ふのは「読書」ではないと第四版までの新解さんは「力説」してゐるさうですが。念の為、手元の第五版を引いてみました。


読書
〔研究調査や受験勉強の時などと違って〕一時(イツトキ)現実の世界を離れ、精神を未知の世界に遊ばせたり人生観を確固不動のものたらしめたりするために、(時間の束縛を受けること無く)本を読むこと。〔寝ころがって漫画本を見たり電車の中で週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない〕

「勝義」は、〔転義や ひゆ的用法でなく〕その言葉の持つ、本質的な意味・用法。の意です。第四版までと多少表現が変はつてゐますが、新解さんの信念のやうなものが伝はつて来ます。背筋がしやんとします。