「國民の休日」

メルマガには書いたのですが、こちらにも書いておきます。

5月4日は一般に「國民の休日」と呼ばれてゐますが、「祝日法」では以下のやうに書かれてゐるだけで、この日の呼稱は特に定められてゐません。


その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(日曜日にあたる日及び前項に規定する休日にあたる日(=振替休日)を除く。)は、休日とする。

ついでに言ふと、いはゆる「振替休日」の規定は次のやうになつてゐて、「振替休日」の「ふ」の字も出て來ません。


国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする。

それならば「休日」と謂ふ日なのではないのか?と思はれた方もをられると思ひますが、それでは、國民の祝日も「休日と謂ふ日」になつてしまひます。


国民の祝日」は、休日とする。



何か呼び方がないと都合が惡いと云ふことで「振替休日」「國民の休日」と呼ぶやうになつたのだと思ひますが、これらの名稱を最初に使つたのは一體誰なのでせうか。

「振替休日」は良いとしても、「國民の休日」と云ふ名稱には、「祝日に挾まれた日」と云ふ意味合ひが全くありません。何とかならないものでせうか。とは言つてみたものの、對案浮ばず。