乘車記録
JR東日本パス(1日用)を使つて信州の未乘線區を乘潰して來ました(もちろん、JR東日本以外の線區の運賃は別途支払ふ必要がありますが)。
これにて長野縣の未乘線區は、「立山黒部アルペンルート」の関電トロリーバスのみとなりました。
東京06:24→(北陸新幹線501E[あさま501])→07:52上田
上田08:20→(上田交通)→08:51別所温泉
上田驛は北陸新幹線・しなの鉄道・上田交通の共用驛です。北陸新幹線は高架下、しなの鉄道は橋上、そして上田交通は高架の線路と同じ高さの所に驛が作られてゐます。
上田交通には「往復フリーきっぷ」なる物があります。2日間有效で、再び上田驛に戻つて來るまで上田交通が乘り放題となる切符です(上田驛に戻つて來ると囘收される)。かう云ふ切符は、終點までの往復運賃よりも高めに料金を設定することが多いのですが、上田交通の「往復フリーきっぷ」は往復運賃と同額です。と云ふことでこれを購入。と云つても途中下車はせず、ただ往復するだけの積りですけど。
ホームに行つてみると、そこに停つてゐるのはどこかで見たやうな車輛。3枚ドアである點を除けば、いつも乘つてゐる東急の車輛にそつくりでした。それもその筈。上田交通は東急系列の會社なのです。もしかしたら、東急の御下りなのかも知れません。
上田09:47→(北陸新幹線9537E[あさま537])→9:59長野
長野10:20→(長野電鉄)→11:07湯田中
長野電鉄は、屆出上は上記のやうに線區が分れてゐますが、實際の運轉系統は長野〜須坂〜信州中野〜湯田中の「本線」と須坂〜屋代の「屋代線」とになつてゐます。昨年廢止された信州中野〜木島の「木島線」も、屆出上は河東線の一部でした。また「本線」も、日中の普通列車は信州中野止りとなつてをり、湯田中まで行くのは1時間に1本の特急のみで、運賃の他に特急料金100圓が必要となります。
湯田中11:17→(長野電鉄)→11:53須坂
須坂で30分近く待つことになつたのですが。ホームの端には轉轍機(ポイント)が説明附きで展示されてゐたり、待合室には「レール賣ります」と云ふ貼紙があつたり。長電つて何だかマニアック。
須坂12:32→(長野電鉄)→13:09屋代
新島々15:28→(松本電気鉄道)→15:57松本
松本16:06→(中央東線10M[スーパーあずさ10])→16:25上諏訪
スーパーあずさ10號は、松本の次の停車驛が上諏訪です。時刻表に據れば、スーパーあずさ10號の上諏訪着が16:25。そして16:26に飯山線經由豊橋行の572Mが發車します。572Mに巧く乘繼げれば、辰野で165Mに乘換へて、塩尻を17:30に出るあずさ192號に乘つて19:49に立川に着くことが出來ます。これを逃すと、最終的には立川着が20:55になります。スーパーあずさ10號は上諏訪驛1番ホームに到着。572Mは3番ホームです。と云ふことで、列車が上諏訪に着くや否や階段を驅け登つたのですが。階段を降りる所で發車ベルが鳴り終り、ホームに降り立つた時には動き出してゐました。あと10秒。この10秒の差が立川では1時間以上になるのです。
次に辰野方面へ向ふ列車は16:53發の441M。思ひ掛けず上諏訪で時間が開いてしまひました。おお、さうだ、上諏訪と云へば「足湯」がある。近くの温泉からホーム脇に御湯を引いて、足だけを湯に漬ける「足湯」があるのです。今まで2度ほど上諏訪驛のホームには降りてゐるのですが、時間がなくて足湯に漬かれなかつたのでした。今囘はたつぷり時間があります。
御湯が熱い。45度だつて。出た後も暫くは體中がポカポカしてゐました。