所沢08:30→(西武池袋線・西武秩父連絡線[快速急行])→09:50御花畑

關東完乘の前に、まづはこいつを片附けないと。西武池袋線秩父鉄道との聯絡線です。平日は0.5往復(寄居→飯能)、土休日に2往復の運行がされてゐます。朝は西武池袋驛から「快速急行」として運轉され、西武秩父驛の1驛前の横瀬で分割されて、前4輛(飯能でスイッチバックするので、西武池袋を出る時點では後4輛)が西武秩父經由で三峰口へ、後4輛が西武秩父を經由せずに御花畑から寄居まで行きます(夕方はその逆)。と云ふことで、西武秩父連絡線を完乘する爲には、この兩方に乘らなければなりません。うまい具合に朝夕とも2本づつ運行され、しかも御花畑西武秩父の間は歩いて7分しか掛りません。と云ふことで、まづ寄居行に乘車して御花畑で降り、次の直通列車で西武秩父から影森(御花畑の隣の驛)まで行くことにしました。
所沢から乘つた快速急行はほぼ滿席。普段は飯能と西武秩父との間を往復してゐるセミクロスシート車でした。直通列車と言つても乘客の皆が秩父鉄道まで行く譯ではないので、飯能に着くまでには何とか坐れました。
横瀬に到着し、まづ前4輛が西武秩父へ向けて出發します。次に我が列車も出發。西武秩父に入る手前で左に逸れ、西武秩父驛の脇を通り拔けて御花畑驛の2番線に入りました。「西武秩父連絡線」の正體は、單なる亙り線でした。2番線は直通列車專用に使つてゐるらしく、驛名標の隣の驛の表示が「影森」ではなく「横瀬」になつてゐます。
秋津で切符を買ふ時、御花畑だけ料金が書かれてゐなかつたので西武秩父までの切符を買つたのですが、これで御花畑を出ることが出來ました。運賃計算上は西武秩父御花畑は同一驛扱ひにしてゐるやうです。
御花畑驛は今まで4度訪れたことがありますが、昭和三十年代の匂ひのするこの驛と驛前の雰圍氣が私は好きです。ここに來るのはこれが最後かもしれません。次に來る時は純粹な觀光でせう。