けふの目から鱗

或はトリビアの泉

札幌市北區にあるニュータウンで、JR札沼線(学園都市線)の驛名にもなつてゐる「あいの里」は、「藍の里」が語原なのださうです(但し、「愛の里」にも掛けてゐる)。よつて正かなでは「あゐの里」と綴ることになります。

高崎さんの調査(2) 假名書きとなった語(平成疑問かなづかひ)では、〒002-807_,北海道札幌市北區,  あいの里  → 愛?藍?會?と書かれてゐますが、これが答になりますでせうか。


なほ、その下にある〒933-0911,富山縣高岡市,    あわら町ですが、明治時代の地形圖には「湶町」と書かれてゐます。また、高岡市の隣の射水郡大門町に、「湶」と書いて「アワラ」と讀ませる苗字の方もをられます。「あわら」か「あはら」か、正確な所は判りませんが、同じく大門町に「阿原」(讀みは「アハラ」)と云ふ苗字の方がをられます。これが同原であるとすれば「湶」も「あはら」と云ふことになると思ひます。


徳島縣三好郡池田町の「サラダ」は、"salad"のことではなく「更田」か「皿田」かを假名書きした物ではないかと思ひますが如何。阿波池田驛前の周邊案内圖で、大半の地名が片假名になつてゐるのを見て唖然とし、その後憤然としました。


このサイトの下のはうに「サラダ」の語原が書かれてゐました。

正確なことは地元の方にも判らないらしい。かなり昔から假名書きされてゐたのでせうか。「クヤウジ」と云ふ正かなのやうな地名もありますし。