219.111.193.249氏の書いたWikipedia:東急東横線の乗客はこうして減少したなる記事、いや、もはや記事とは呼べませんが、突つ込み所滿載です。

渋谷駅〜横浜駅間は、東横線湘南新宿ラインが並行しており、湘南新宿ラインの方が、所要時間が圧倒的に短い。とありますが、所要時間はほとんど同じです。むしろ、渋谷驛の湘南新宿ラインホームはかなり離れた位置にありますので、そこからの移動時間まで入れると東横線の方が所要時間は短かくなります。

渋谷〜横浜間の運賃も、JRの方が安いのは何故かとありますが、JRは380圓、東横線は260圓です。東横線は運賃の安さを賣りの一つにしてゐます。横浜驛西口の、JR vs 東急の「仁義なき鬪ひ」を見たことないのでせうか。

日比谷線の乗客が半蔵門線に行くのと同時に、東横線の乗客が田園都市線に行ってしまう。とありますが、東横線沿線の住民が、半蔵門線に乘るために態々田園都市線まで行くでせうか。南武線沿線の住民のことを言つてゐるのであれば、その旨は書くのが普通だと思ひます。

色々と突つ込みたい所はあるのですが、一言で言へば「胡散臭い」。肝腎の乘客の減少に關する記述が、4分の3ほどとか頭が痛いほどのとかといつた曖昧な表現ばかりで、どうも信用する氣になれないのです。



この日記がその儘Wikipediaに轉載されてしまつたのですが。「陰口は辭めろ」と云ふことか。

例の記事、乘客の減少を全て新線開業で説明しようとしてゐますが、沿線の影響が全く考へに入つてゐません。調べてみると、東横線の乘客減少は1996年頃からあつたやうなのです(どこかのサイトで乘客數の變遷のグラフを見たのですが、どこにあるのか忘れてしまひました)。目黒線の地下鐵直通の前です。
東横線の乘客減少、私は、沿線に開發の餘地がないからではないかと思ひます。東横線は長い歴史を持つてゐます。沿線は全て都市化し、これ以上大きな開發をすることが出來ません。それに對し田園都市線沿線は今なほ開發が續けられてゐます。乘客が増え續けるのは當然です。



09/14追記。現在「東急東横線の乗客はこうして減少した」の文章は讀めなくなつてゐますが、過去の版は「履歴」で見ることが出來ます。
最近、Wikipediaが荒れてる荒れてると書いてますが、例の彼(實は彼女かも知れないけど)の件を除けば、Wikipediaは平和です(本當か?)。