JR完乘、私鐵も殘り1.1km

因美線若桜鉄道に乘つて來ました。來週末に實家に歸る用事が出來たので、その時に富山ライトレールに乘つてしまひたいと云ふことで、それ以外で殘してゐた2線區に乘つてしまはないといけない。いや、いけないことはないんだけど。
序でにどこか神社にも參つて來ようと思つてゐたのですが、時間の捻出に難儀しました。因美線で殘してゐるのは鳥取〜河原。因美線にただ乘るだけだつたら特急が結構な本數あるのですが、河原驛は普通しか止まらない驛。JR最後の一驛を特急で通り過ぎる訣には行かないので普通に乘ることになるのですが、これが本數が少い。若桜鉄道もそんなに多くはない。それよりも問題なのは、大阪から鳥取へ行く最短經路は智頭急行線・因美線經由の特急スーパーはくとなのですが、その因美線の普通しか止まらない河原驛を最後の驛にしようとしてゐるのだからスーパーはくとには乘れないのです。さうなると山陰本線經由と云ふことになるのですが、山陰本線の大阪・京都方面からの特急は、城崎温泉か浜坂止まり。その先は鳥取まで普通しかないのですが、これがまた本數が少い(智頭急行の重要性が身に沁みて判りました)。と云ふことで、あれこれ惱んだ末、城崎温泉で1時間、鳥取で1時間半を捻出して、因幡國一宮の宇倍神社に參拜して來ました。宇倍神社については神道グループの日記(g:shinto:id:nnh)で書きます。
宇倍神社參拜を終へて、JR完乘の最後の列車となる鳥取發智頭行659Dに乘車。逸る氣持ちを抑へるやうに郡家で長時間停車し、15時59分、河原驛に降り立つて遂にJR完乘を達成しました。
河原驛に20分ほど滯在して、638Dで郡家まで、そこから若桜鉄道に乘りました。歸り、若桜鉄道終點の若桜驛は有人驛なので、鳥取までの乘車劵を求めたのですが、出て來たのは硬劵でした。するとすかさず驛員氏「入場劵もありますよ」。商賣が上手い。「鐵」な人間であることを見拔いてさう云ふことを言つたのでせう。ええ、買ひましたとも。歸りの列車の中で氣附いたのですが、河原驛までの乘車劵を買へば良かつた。河原驛は無人驛なので乘車劵・入場劵の發劵が出來ないのです。しやうがないので、「乘車驛證明書」を自動發劵機で2枚出しておきましたけど。
これにて、JRは完乘。私鐵も、富山ライトレールの新規開業區間1.1kmを殘すだけとなりました。