今週ののだめ

またこんな時期まで。ぎりぎり「今週」ですけど。
今週は、前週までのは何だつたんですかねえ、と云ふくらゐの良い出來でした。臺詞も殆ど略かれてなかつたし。ドラマでは出なかつた「みそ字」も(のだめの水着姿も)ちやんと出てるし。音樂も良い。
けど、のだめが彈いてるの、ショパンの10-4でしたよね。ここで出してしまつて良いのでせうか。それもあんなに嬉しさうに彈いてしまつて。つつこみ所はそこだけです。いやあ良かつた。今後もこの感じで行つて欲しいものです。

書き忘れ。ドラマでもさうでしたが、原作の「ADSL」が「光(ケーブル)」になつてました。やつぱりそこまでは原作通りには出來ないのですね。あと、「イヤン」の所でマウスケーブルがのだめの鼻を押し上げてブス顏になつてる(原作は首にかかつてるだけなのに)。「帰国」の上にバツ印と「強制送還」を被せるのは、ドラマを意識してるのでせうか。ドラマと言へば、指揮科の指導のシーンでのピアノの演奏は、ドラマでのだめが彈いたベトベンの7番の流用。いいのか、それで。まあいいんですけど。

(3月16日追記)ショパンの10-4ですが、もしかしたら、マラドーナの曲目およびのだめのトラウマの曲は10-4でない曲にするのかも知れません。のだめのドラマが放送されてゐた頃、音樂監修の茂木大輔さんのブログに、「あんな小さな子供(のだめ)が10-4を彈きこなしてしまふのは、現實離れし過ぎではないか」と云ふコメントがついたのです。それに対して茂木さんは、「原作で10-4が使はれてゐることと、10-4を彈いてゐた頃ののだめの年齡ははつきりとは表現されてゐないことから問題ないと判斷した」と囘答されてゐました。が、アニメではそのコメントを受け入れて、10-4は止めることにしたのかも知れません。と云ふか、さう考へないと、「スタッフのミス」(そして茂木さん大慌て)と云ふことになつてしまふ。