(30日に書いてゐます)
東京方面に旅行に行つて來ました。主目的は新しく開業する2つの鐵道路線に乘ること。これだけならば日歸りも出來るのですが、最近無性に銚子に行きたくなつて、と云ふか銚子電鉄に乘りたくなつてゐて、そこまで行くなら香取神宮鹿島神宮にも行きたい、と云ふことで1泊2日と相成りました。さらに、1日目に銚子・香取・鹿島の3つを廻らうとすると、當日新幹線で行くのでは、どこかで夕方にかかつてしまふ、と云ふことで、夜行で入ることになりました(いや、「なつた」んぢやなくて「私がした」んですけど)。
當初は「サンライズ(出雲・瀬戸)」で行く積りだつたのですが、その切符が發賣される1箇月前の2月28日、旅行する日を私が勘違ひしてゐて(29日出發だと思つてゐた)、まだ取らなくても大丈夫と思つてしまつて、その日の夕方に氣が附いたのですが、もうサンライズの切符は賣切れてました。「ムーンライトながら」ももちろん駄目。「銀河」は3月15日のダイヤ改正で廢止。と云ふことで、鐵道で新幹線の始發より早く著くことは不可能となりました。
とここで、夜行バスがあることに氣が附いた。調べてみると、關西〜銚子と云ふ丁度良い便がありました。しかも、サンライズで東京入りするよりも早く銚子に著く。と云ふことで、その日のうちに豫約しました。

京都→銚子

銚子行きの高速バスは22:15京都驛發。なのですが、その5分前になつても、他の方面行きのバスが居坐つてゐる。22:00發の筈なのに。そのバスの貨物室に荷物を入れてゐた乘務員に、高速バスの切符賣場か發箸場かを訊かうとした女性が近づいたのですが、その人が「あのー、高速バス……」と言ひ掛けた途端に「あ、わかんないわかんない」と乘務員。感じ惡。この會社のバスは絶對に乘らないことにしよう。會社名は書かないけど、時刻表で時間を調べれば判るか。
3分前、銚子行きのバスが來たのですが、件のバスがまだゐるので、已むを得ずその前に停車、待つてゐた人たちが皆そつちの方に歩き出した途端に件のバスが動き出し、銚子行きのバスはバック。ナンダヨー。
氣を取り直して銚子行きバス。3列シートで、各シートが獨立になつてます。最近の夜行バスはかうなんですね。私の記憶にある夜行バスは4列シートだつたと思ふのですが。よく考へてみれば、私が夜行バスに乘つたのは就職活動をしてゐた頃で、それから9年近く經つてゐるのでした。一番前の列なので前面展望が樂しめるかと思ひきや、運轉席との間にカーテンが引かれました。それあさうか。街路燈や對向車のライトが入つたら眩しいか。でも9年前の夜行バスにはそんなのなかつたやうな。草津PAでの休憩の後は室内の照明が完全に消えて、後は寢るしかない。のですが、寢附けない。さう云へば、寢臺ぢやない夜行列車(具體的には「ムーンライト○○」)は、一時期はよく乘つてゐたのですが、それでもなかなか寢附なかつたのでした。まあそれもかなり前の話になりましたけど。所々目を覺まし乍ら、合せて3時間くらゐは寢たのではないかと思ひます。

(とりあへずここまで)