補足2 委託・受託

昔、大阪府都市開発南海電鉄泉北高速鉄道の列車の運轉管理を委託してゐました。それが、国鉄民營化の際に出された「鉄道事業法」によつて運轉管理の委託・受託と云ふやり方は出來ないことになり、1年の移行期間の間に、以下のどちらかを選擇することになりました。

  • 委託者が第一種事業者となつて自ら運轉管理を行ふ。
  • 委託者が第三種事業者、受託者が第二種事業者となつて、舊受託者が運轉管理を行ふ。

泉北高速鉄道線の他で委託・受託の關係にあつた北総・公団線の小室〜千葉ニュータウン中央は、運轉委託してゐた住宅・都市整備公団(現在の都市基盤整備公団)が第三種、受託してゐた北総開発鉄道が第二種となりました。それに對し泉北高速鉄道線は、委託者の大阪府都市開発が自社車輛を保有した上で第一種となることを選擇しました。