乘車記録

三次0645(350D)0757備後落合

いつもなら前の日か當日の朝に朝食を買つて驛や列車の中で食べるのですが、この日は何も用意出來ませんでした。三次と云ふ所は驛前にコンビニの類がない。前日、驛前の國道を少し探してみたのですが、見附けられなかつた。前日に晝食を買つた驛のキヨスクに期待をしてゐたのですが、開業は8時。前日の車内で食べたおつまみの殘りで飢ゑを凌ぎました。備後落合までも所々ウツラウツラ。疲れが溜つてゐるのでせうか。
備後落合では1時間20分待ち。備後落合は芸備線木次線の分岐驛ですが、これは地形の關係でたまたまここが分岐地點になり、分岐地點に驛を作つたと云ふだけで、特に街があるから驛になつた訣ではありません。なので、廻りには何もない。まあ、驛があるからちよつとした町は出來てゐるのですが、こんな朝早くでは店も開いてゐません。何もすることがないので空腹を抱へたまま驛の廻りを歩いてゐました。期待はしてゐませんでしたが、ここでも食料の入手は出來ず。

備後落合0917(1450D)1141宍道

備後落合からは木次線。ここから出雲横田までは1日3往復(うち3本は月1囘運休)と云ふ、とんでもないローカル線です。途中の出雲坂根には2段のスイッチバックがあり、驛構内では「延命水」と云ふ銘水が湧いてゐます。宮脇俊三さんがここを訪れた時はアルミのコップが備へ附けられてゐたさうですが、今はプラスチックのコップになつていました。そのコップで1口飮んだ後、空になつた(と云ふか驛に着く前に空にしておいた)御茶のペットボトルにその水を滿たしました。出雲横田では臨時のトロッコ列車「奥出雲おろち号」が待ち合はせてゐました。

宍道1203(やくも16(1026M))1242米子1304(快速とっとりライナー(3424D))1306伯耆大山1335(826M)1511新見

宍道では驛辨の類が賣られてゐなかつたので菓子を買ひ、米子でやうやく驛辨に有り附くことが出來ました。

新見1627(441D)1746備後落合1805(446D)1925新見

新見1952(+5)(やくも28(1038M))2053岡山2113(こだま680)2132相生2142(新快速3320M)2259大阪

「やくも」の車内で夕食を攝る積りだつたのですが。新見驛前にもコンビニの類がない。新見驛のキヨスクは既に閉まつてゐますが、そもそも驛辨は賣られてゐません。しやうがないので、自販機でビール、雜貨屋(で良いのだらうか。藥屋と菓子屋と本屋が一つになつたよく判らん店)で菓子を買つて、あとは車内販賣に期待することにしたのですが……。新見を出てすぐに車内販賣が廻つて來たものの、辨當はもうないと云ふ。どうやら、前に坐つてゐる4人連れが買つたのが最後だつたらしい。車内販賣は新見から乘り込んだと云ふのにもうないと云ふことは、最初から剩り用意してゐなかつたのでせうか。この怒り、どこにぶつけよう。こんなこともあらうと多目に買つておいた菓子を食べてました。
岡山驛で何か食べようと思つてゐたのですが、既に全て閉店してゐました。踏んだり蹴つたり、泣き面に蜂。