今週ののだめ

はああ、終はつてしまひました。
今はただ一言だけ。Bravo!*1
もう暫く餘韻に浸つてます。

以下、12月28日に書いてます。やつと各論。今囘は今迄以上に原作忠實度が高かつた。話の順番は入換えてありますが、話の流れが自然で。スタッフの氣合ひを感じました。

  • 冒頭の大川市の俯瞰、原作の繪と殆ど同じ。(これは所長が凄いのですね)
  • のだめのチャンチャンコも原作まま。單に同じ柄と云ふだけでなく、柄の位置までピッタリ? つてことはないか。
  • 部屋の樣子は原作とは違ふやうですが、ドラマの方が「のだめの實家」と云ふ感じ(散らかり具合とか)が出てます。
  • 佐久間の過去にドラマ獨自設定。やはり行間讀んでます。
  • 峰、いい奴だー。原作では千秋一人で考へを進めて行つてのだめを迎へに行くのが、ドラマでは皆に後押しされてになつてる。
  • 千秋、やつぱり一人では飛行機には乘れないのね。
  • 川邊で口笛を吹くシーン、原作にそれらしきシーンはあるのですが、これを見て口笛を吹いてゐるとは思はなかつたのですが、今見ると、確かに口笛です。原作ではあまり書かれてゐなかつた「のだめをピアノに向はせた何か」がこのシーンで表現されてます。
  • 「調律、してある」、原作では1音彈いただけだつたのが、何音も彈いて、和音も彈いてになつてる。
  • さう云へば、調律してあると云ふことは、當然ピアノの蓋を開けてる筈で、にも關はらずピアノの上が散らかつてゐると云ふのは、のだめ母の仕業ですか。
  • 「上手か上手か」のシーン、日本篇では後ろハグの次に好きなシーンです。綺麗に描いてくれました。
  • おろ、「ドレスば、かーば着たとばい」が「ドレスばーか着たとばい」になつてるぞ。
  • コンセルヴァトワールの試驗が原作通り2月、と云ふのは、もしかして春邊りに2時間スペシャルとか考へてます?(深讀みすぎ)
  • 消臭プラグのCMもオールキャスト特別篇。
  • 結局Sオケメンバは正式にR☆Sオケに入つてるのか。
  • お、タクシーの窗に「ラメーン」と「アイスムクーリ」が。
  • そして後ろハグ。長くないか? しかも抱き締め直してるし。もう「變態の森へ」? これが普通の月9だつたら、これが最終シーンですよね。
  • 野田家、原作よりパワーアップしてるー。おてもやん、振り附き……。
  • 「歸つて來たら」の後、これが普通の月9だつたら「結婚しよう」なのでせうね。清良もそれを期待してるような感じでしたが。まあ、この2人らしいですね。
  • ソフトバンクです!」小ネタ挟んで來ますねえ。
  • 「發情…」が激しい。
  • 「のだめを育んだ菌床」が「温床」になつてます。「のだめ菌」の由來となつた臺詞なのですが。まあ、文字で「菌床」と書けば判るけど、音で聽いたら判り難いのかも知れない。
  • リハから正裝をしてゐたのは、そのまま本番につなげる爲でもあるのですね。
  • ベト7、1樂章の盛り上りの所まで途切れなし。その前でSオケの初舞臺前の繪が出てたので、まさかR☆Sにジミヘン彈きをやらせるのか? と思つたら、やらなかつた。と思つたら、4樂章の最後でやつてくれました。と云ふか、これの練習もしてたと云ふことなんですよねえ。

原作ではあまり書かれてゐませんでしたが、ドラマでは「人との大事な出會ひ」と云ふテーマを前面に出してゐたやうに思ひます。原作の世界を壞すことなく、より深い解釋をしてくれたドラマスタッフの皆さん(それと、演じた皆さん)、改めてBravi!
「その話、オチあるん?」とか訊かないやうに。ないんだから。

*1:いや、本當は複數なのでBraviと言ふべきか